「弁理士資格試験「スクール・予備校・通学」のコツ・ポイント 2」のまとめです。
独学は厳しいと思います。
短答(択一)試験はなんとかなったとしても、
論文は採点してもらって、格好がつくようになりますので….。
予備校はいつから通っても構わないと思いますが、私が通っている予備校では、学生さんの場合は学部の3年生と4年生、そしてマスターの1年生が多いです。
就職活動を開始して「弁理士っていいかもぉ」と思い予備校通いを始めたって、何人かの方が言っておりました。
予備校が出している定義趣旨集を利用するのが手早いでしょう。弁理士試験はある意味ゲームのような側面があって、とりあえず試験に出るところ=点数を取るべきところを優先して覚えて効率よく点数を稼げば受かります。この点、予備校が出している定義趣旨集は、さすが弁理士試験対策と銘打って金を取るだけあって、要領よくまとまっていて使いやすいです。どこの予備校のものでも大差ないですし、予備校によっては何かのアンケートのついでに無料でくれたりするところもあったと思います。
独学で初学者から1年間で合格なさったとしたら、そうとうすごい人物だと思います。
資格試験予備校に通いながら集中して勉強しても2年以上かかる人が合格者の大多数を占めています。
近年はいろいろと試験免除の条件が増えてきていますが、それでも難関でしょう。
予備校にはなるべくなら行ったほうがいいと思います。なぜか。
条文と、産業財産権逐条解説という条文の解説書(2000ページ)があります。また、条文解釈上の論点を記載した基本書というのがあります。さらに、条文そのままの当てはめでは立法趣旨にそぐわないので、例外としての裁判例があります。
これの全部の要旨を覚えるのは大変です。また、取り上げられているトピックが頻出のネタか超マイナーネタかの区別がつきません。
最初は独学でやるつもりでしが、条文の読み方がさっぱり分からなくて(特許法29条の2を最初に見たときとか)、結局予備校に通いました。
昨年弁理士試験に合格した者です。
LEC、Wセミナーがおすすめです。
先生との相性がありますから、講座の第一回目を視聴するのがよいと思います。
Lecであれば江口先生と松尾先生が有名ではありますが、講座を視聴してご自身で決めるのがよいと思います。
その他でも良い先生はいらっしゃいます。
予備校に確認したほうがよいですが、通信の申し込みをしておけば、通学で受講することも可能な場合があります。
初めのうちは授業についていくのが難しいかもしれませんので、通信で何度も聞けるほうがよいかもしれませんね。
ただ、通学だと勉強仲間ができる、わからない点がその場で先生に直接質問できる、というメリットがあります。
勉強の仕方はゼミで教えてもらえますので、ゼミに入ることをお勧めします。
勉強の初期に良い先生にめぐりあえることが、短期合格の鍵となりますので、時間を割いて自分に合った先生を選ぶことをお勧めします。