救急救命士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1

「救急救命士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1」のまとめです。

現役救命士です。
医療の勉強をするための基本は,解剖生理です。解剖と言っても魚の解剖とかそういった類ではありません。
たとえば,心臓はどんな臓器で,どんな構造でどんな役割を果たし,ほかのどんな臓器に影響するか。。。などです。
そういった人体の構造や臓器の役割を勉強するのが解剖生理です。
この解剖生理が判らなければ,病気や怪我で起こる病態を理解することはできません。
解剖生理は,基本中の基本で最初に勉強しますから,そこをしっかり勉強することが最も大切です。
国家試験対策は,まずはしっかり解剖生理を勉強し,テキストをしっかり読み込むこと。それから国家試験の問題(A問題・B問題・C問題・D問題)のB問題・C問題を完璧に解けるようになることがいいと思います。
B問題とC問題は基礎問題で,この2つだけは正答率8割を超えないと合格できません,そのくらい重要かつ基本です。
これが楽々とけるようになるためにテキストを調べたり,関連した文章を読んでいくとA問題が解けるようになります。
ABCを解けるようになると,D問題(病態判断)が判るようになっていくと思います。

そして,意外に勉強になるのは医療系のドラマです。
救命病棟24時などは見ていると,テキストに出てくる病態や処置が時々出てきて,『あっ・・・これは』と思うような場面が出てくるので関連した覚え方ができます,気晴らしに見るのにお勧めです。
その他に医龍やDrDMATでもいいかもしれません。

 

 

救命士です。
解剖学は本当に嫌ですね。自分も苦手でした。
やっぱり暗記するしかないと思います。その代わり、私はゴロで覚えていました。
もうどこかへいってしまいましたが、ゴロがたくさん記載されたものを先輩から貰って覚えた記憶があります。
もうすでにお持ちであったならすみません。

それから、テキストの中で表や図になってるところは抑えておいた方がいいと思います。
最後の仕上げは過去問題を解いてみることかと思います。

 

 

国家試験30回を受験し合格した救急救命士です。
救命士の勉強って大変ですよね。

勉強の方法って二つあると思います。
①とりあえず国家試験には合格する勉強
②合格後を踏まえてその後まで深く突っ込んでの勉強

とにかく国家試験を合格しないことには救急救命士にはなれないので,①についてお話したいと思います。
いろいろな知識や技術を身につけたいと思い,色々な本や参考書を使って勉強したい気持ちってすごく分かります。
でもとにかく救命士の国家試験に【合格】しないといけないんです。

ですから,教本は色々な本を勉強するというよりは,第7版をしっかりと隅々まで勉強する!ってことが大切だと思います。
ステップアップはその補助として使用するのは良いと思います。

そして,救命士国家試験の過去の問題を何回も解く事が大切です。

勉強方法のひとつとして,過去の国家試験で出題されて所を,教本にシールを貼ってみました。
(30回の試験で出題されたなら丸いシールに「30」と記入して)
そうすると,毎年出るところや,ほとんど出題されないところなどの傾向が見えてきます。

それに30回国家試験からは必須問題の分野も出来ました。
毎年,国家試験の出題範囲の本がへるす出版から発売されます。
それを確認して,必須問題の出題範囲にもシールを貼ると,絶対落としてはいけない必須問題が勉強しやすいと思います。

『救命士標準テキストを勉強して,過去問(国家試験や模擬試験など)をしっかりと解いてみる』が,私の実施した勉強法です。
これで研修所の模試は常に9割以上,本番の試験も9割以上解くことが出来ました。

いろいろな知識は救命士の試験に合格してからやれば十分間に合います。
とにかく【試験に合格】が必要なんです。(何度もすみません)

合格後のお勧めの本は、講談社から出版されている「からだの地図帳」などの地図シリーズです
(脳の地図帳,病気の地図帳,こどもの地図帳など,いろいろあります)