司法書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 15

「司法書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 15」のまとめです。

4法律というものは、ひとつひとつが単独で存在しているのではなく、沢山の法律が複雑に絡み合って体系を成していますので、法律をひとつずつ順番に理解していくのは非常に困難です。
例えば、司法書士試験の民法は、不動産登記法・借地借家法・建物の区分所有等に関する法律・民事執行法・供託法などの知識がなければ解けないような問題が出題されます。

また、この試験は膨大な量の知識を習得する必要があり、何十という法令を学ばなければなりませんから、最初の科目が終わって次の科目を学習しているうちに、最初の科目の知識はどうしても薄れます。
ですから、基本書・過去問・六法で全科目を何回も何回も繰り返し学習することで、全体としての理解度を高め、少しずつ強固な記憶にしていく必要があります。
1巡目は時間がかかるでしょうが、2巡目以降からは学習時間は短縮されていくはずです。

次に、受験するのは自分自身であってノートではありませんから、ノート作成にあまり時間をかけるのは得策ではありません。
余計な時間がかかるし、ノートに頼ってしまい頭に残らないおそれがあります。なかなか理解できない事項や、よく間違える事項についてのみ要綱を作成しておけば十分でしょう。

最後に、知識の習得は独学でも不可能ではありませんが、自分のレベルを確認するためにも、大学受験と同じく模擬試験は受ける価値がありますので、大手受験機関が開催する公開模擬試験は受験した方がよいと思います。

 

4私の先輩は独学で働きながら司法書士に合格しました。
過去問中心の学習方法です。過去問を各科目20回くらい回したみたいです。

 

4去年の合格者です。
まず、全くの初学者が働きながら、しかも独学での合格はほぼ不可能だと言っておきます。
私自身旧司からの転向者ですが、合格者の多くが旧司からの転向者が最近多くなり、それだけ受験者のレベルも上がっています。そのような中でわずか3%しか合格しない非常に難関な資格です。
従って、通信講座の利用は初学者の場合、不可欠です。