「行政書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 11」のまとめです。
私の場合の勉強方法を述べると
①資格予備校の基本テキストを繰り返し読む
②7月ないし8月までは法学検定試験3級(行政コース)の問題演習(憲法・民法・行政法)
③法学検定既習者試験問題演習
④行政書士過去問、資格予備校答練・模試
といった感じです。ここでポイントとなるのは、学習の初期ではまだ過去問に手をつけないということです。それは、司法書士、社会保険労務士、宅建などと比べて過去問のリサイクル率が低いからです。全く出ないわけではないのですが(行政手続法などはよくリサイクルされます)、法律の基礎基本をまんべんなく問う試験に変わっているので、いきなり過去問をやると過去問暗記に走って、本試験では対応できません。大学受験で基礎基本が身についていない状況でいきなり志望大学の赤本をやっても意味がないのと同様、まず夏までに法学の基礎・基本をほぼ完全に身につけてから過去問を【解いて】試験傾向を把握するほうが得策です。
③で法学検定既習者試験の問題集をやる意味は、昨今の行政書士試験の問題が長文化傾向にあり、それに対応するためにやりました。
私は、宅建取得後行政書士を取得しました。
法律の勉強未経験ですと民法で??になってしまうと思います。
最初は宅建のテキスト「らくらく宅建塾」の権利関係(民法)を読むと法律を知らなくてもわかりやすく理解できると思います。
司法書士と行政書士の有資格者です。全くの初学者でないのなら、
いきなり過去問を解くことをお勧めします。それによって、自分の弱い法律分野が分かりますし、試験での頻出分野が分かります。その上でテキストを読んでください。
おそらく、最初からテキストを読む場合に比べ、劇的に効率よく読めるはずです。
そうして、テキストを一巡したら、再度過去問のうち、できなかった問題だけを繰り替しましょう。
そして、テキストに、どんどん過去問の解説の重要ポイントを書き込むなり、マーカーで線を引くなりして情報の一元化をしてください。
後はそのオリジナルテキストを繰り返し読み込めば十分合格点に到達するはずです。なお、ぺースとしては。3月までに過去問とテキストを一巡し、夏までに、1ヶ月に過去問とテキストを一巡するペースで3,4回繰り返すのが理想です。
その後、模擬試験を何回か受け、オリジナルテキストを何回も読み込んで、知識を定着化させるとちょうど、試験のときにピークを持ってこれるでしょう。