「行政書士資格試験「通信講座・参考書・問題集」のコツ・ポイント 4」のまとめです。
入門編の講座、テキスト、問題集でも、受かる人は受かります。法的思考というものが確かにありますが、そういうことに向いた頭脳の人がいるのです。数学が好きな人と嫌いな人、英語が好きな人と嫌いな人、等々あるのと同じです。
入門編でひととおり勉強してみてダメだったら、おすすめは伊藤塾の山田斉明講師の講座です。行政書士向けテキストではなく、大学の法学部の学生が使うような一般書を使い、法的思考を解説してくれる先生なので、私も1年間で130点から210点へとジャンプアップしました。
講義はインターネットのストリーミングで見ることになりますので、時間の自由はききます。ただ、高いのが難点かな。
私は去年の行政書士試験に合格しました。
経歴としては、法学部卒、司法試験受験歴(択一合格歴あり)ありです。
ブランク10年。
司法書士を目指して今年初受験の予定です。
さて、勉強法ですが、
行政書士試験用のテキストは内容が薄過ぎて、これだけでは本試験で太刀打ちできないことを最初に分かっておいてください。
近年の行政書士試験は、難化傾向が進んでいますが、テキストはそれに追い付いていません。
そのため、テキストは基礎知識の習得、確認に使うものと考えて、行政法、民法、商法は上級資格用のテキストをメインに使った方がいいでしょう。LECから出ているC-bookがいいと思います。
問題演習は、行政法は公務員試験用のもの、民法は司法書士試験過去問、商法はタクティクスシリーズを使いました。
以上のことから、行政書士試験の過去問は近年5年分をやっておけばいいと思います。
憲法は行政書士試験用テキストで大丈夫だと思います。
基礎知識しか問われませんし、国語力があれば解ける問題ばかりです。
意外と苦労するひとが多いのは、一般知識ですが、これは対策しようがないです。
普段から新聞を読んだりしていれば足切りにかかることはないと思います。
民法はタクティクス・アドバンスがお薦めで、行政法は公務員用の過去問「スーパー過去問ゼミ、クイックマスター」ですかね。
市販のコンパクトにまとまっている過去問だけでは分量が少ないと思います。民法と行政法で行政書士試験の6割近く閉めていますので、ぜひ得点源にしたいところです。