「司法書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 7」のまとめです。
私は予備校で勉強して合格した者ですが・・・
ざっととは言ってもその段階で自分が理解したといえるくらいはしっかり勉強しておいたほうがいいと思います。
ざっとと自分が考える程度ではあんまり理解してないことが多いからです。
司法書士試験はとにかく範囲が広いので、その時やってる科目はなるべく確実に身につけておかないと時間がいくらあっても足りません。
科目別の順序は、民法、不動産登記法、会社法、商業登記法、憲法、刑法、民訴、民執、民保、供託法、司法書士法だったと思います。
民法、会社法の後に登記法を挟むのはそのほうが理解がしやすいからです。思いっきり関係してますからね。
それから新しい科目に入ったら、一日の勉強時間の半分を復習時間にあてて下さい。そうでないとすべての科目が終わったころには民ぽなんてすっかり忘れて一からやり直しです。
独学は大変だと思いますが頑張ってください!
民法がマスター出来なければ、不動産登記法と会社法も判らないし、会社法が判らないなら、商業登記法もマスター出来ない。
よって、先ずは民法がマスター出来るか(またはその見込みがあるか)が肝要である。
その民法だが、ドイツ法的なパンデクテン体系及び概念法学的な立場で作られているから、極めて難解だ。明治時代の極一度のエリート達が自分達が判るように作ったのだから、言わば当たり前であろう。
よって、独学で総則から読むのは論外。マスター出来るわけがない。
レック辺りの講師(しかも司法書士受験講座レベル)がきちんと民法を理解しているとは到底思えないけど、一応の水準にあるから、こういった施設を利用するのが一番早いし、結果的に安上がりとなる。
目からは入りにくいので耳から入れるのだ。これで一年間集中すれば、民法は一応マスター出来る。自分の師匠の民事訴訟法の大学者が、法律科目は最低三月集中してやれ、と言っていた。
これで計算すれば、民法は一年かかることになる。
どうしても独学…というなら、内田貢の民法しかない。
他ではまず判らない。内田も本当は奥が深いし、自分等は却って分かりにくいのだが、初学者でも何とか読み進められるだろう。内田を一読したら、所謂ダットサンである。
この辺りまで到達出来たなら、かなり見込みがあると思われる。