中小企業診断士「スクール・予備校・通学」のコツ・ポイント 1

「中小企業診断士「スクール・予備校・通学」のコツ・ポイント 1」のまとめです。

4中小企業診断士です。1年目TACで2年目LECでした。少し長くなりますが、参考になればと幸いです。

① 教材の質 1次試験に関しては、圧倒的にTACです。これは内容ではなくて種類ですね。ご存知の通りTACは市販のスピー ド問題集もあり、教 科書の理解→定着までの練習問題→試験レベル問題というステップがとても丁寧です。LECは授 業のあとは、特段にステップがなく、いきなり自分で過去問やれば?的な感じがあります。2次はLECの方が優秀です。これ は講師の質というものと絡みますが、合格答練なども、LECの方が実践的です。

② 講師の質 これはLECの圧勝だと思います。個性的でそれぞれに強みをもった先生が沢山います。特に2次試験対策ではそ の差は歴然ですね。角澤・金城両講師を頭に、すばらしい先生が揃っています。TACは「バイト?」と思わせる対応の講師も 少なくありません。

③ サポート体制 これは総合的にはTACです。診断士に限らず、殆どの資格でTACに勝るところはないと思います。LECはHP も複雑で出来栄えも悪く、どこで何を質問していいのか解りにくいです。但し、LECはイベントなど「合格工場」などに参加し
て積極的に講師に質問などをすれば、通学生じゃなくても事後メールなどで熱心にフォローしてくれます。ただ組織的な動きと してはTACに軍配があがりますね。

④ 模試の分析力 1次試験はTAC、2次試験はLECですね。TACの2次試験の模試は受ける人数が多いので自分の位置 は把握しやすいのですが、合否判定は甘めであてになりません。1次に関しては素晴らしと思います。ただ模試は単発でいろんな模試を受けるといいと思います。1次に関しては、マイナー論点のチェックの為に日本マンパワーの模試なんかもいいです

⑤ 合格率は正直解りません。TACもLECも変わらないと思います。

総評でいうと、TACは万人向けでLECは自分にノリが向けばTAC以上の力を発揮します。お気づきかとは思いますが、TACは日本全国どこにいても平均的な質・情報・サービスを受けれますが、LECは首都圏近郊までが限度ですね。関西でも辛いと思います。そのかわりご本人に積極性があり関東圏の方なら、イベントやミニゼミ参加などを複合して、講師とも人間関係を築けばTACの比ではありません。

 

4予備校にかよって最低1年は必要です。
1次試験と2次試験は別の科目と考えるがよいです。
とにかく科目数が多い、漠然としたことが多いなど時間がいくらあっても
間違いなく合格できると言う感じの資格ではありません。

 

4二次対策は一次試験に合格してからという意見に賛成です。

診断士一次は選択式とはいえ正解の数を問うなど細かい知識を要求されます。また二次試験の回答は一次知識の組み立てです。
今の試験制度なら二次は2回受験のチャンスもありますし、何より一次に受からなければ二次には進めません。多くの合格者は2ヶ月の二次対策で充分合格点に達しています。合格までは一次試験に集中することをお勧めします。

二次試験対策のポイントは文章力、読解力と論理的構成力です。インプットよりアウトプット、特に過去問の反復演習が効果的でしょう。

LECのDVDも効果はあるのでしょうが、私はアウトプットの矯正が早い点で通学コースや勉強会への参加をお勧めします。