「行政書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 2」のまとめです。
行政書士の有資格者です。
基本となる勉強は通信教育でも十分だと思います。
ただ確実に合格したいなら通信教育のテキストだけでは難しいです。
最低限、自分で以下の本を用意する必要があります。
○六法全書を購入するのが望ましいです。
行政書士試験用の『行政書士六法』がありますから、これを購入しても可。
○判例集
これも行政書士試験用の判例集が売っているはずです。
○一般教養対策の本
最もやっかいです。幅が広いため追いかけ過ぎると失敗します。『時事キーワード集』など熟読すると良いです。
おおまかなプランとしては「基本テキスト学習→自分で集めた資料学習→模擬試験(徹底的に)」となります。
>やる気だけ
では残念ながら何とかならない資格です。
他資格よりもいっそう「自分で勉強する能力・効率的なプランを立てられる能力」が問われる資格だと思います。
ネットで「行政書士はバカでも受かる」という噂が流されていますが、事実ではありませんので覚悟が必要です。
近年特に行政書士の合格率が低いのは、簡単だという話を鵜呑みにして基本テキストだけで受験する人が多いからかもしれません。ネットに翻弄されて気の毒なことです。
無理はせず、しかしなめてかからずに頑張ってください。
2年前に合格した者です。
行政書士試験対策としては、配点の大きい行政法と民法、
他の科目にも関連してくる憲法の3科目に力を入れましょう。
「民法」
大学で使われているテキストでいいですから一通り読みこみ
あとは一問一答式などの市販の問題集を繰り返します。
民法は問題文が長く、事例で聞いてきますから、
条文・判例の知識+事例分析力が必要となります。
なのでなるべくたくさんの事例問題を解くようにしましょう。
過去問は、民法に関しては参考程度の位置づけです。
同じ問題が出ませんから。(行政法は過去問がすごく活きます)
「行政法」
ざっとテキストで概略をつかみ、基本的な用語や条文の知識は
覚えていきます。そして、18年以降の過去問を繰り返し、さらに
市販の一問一答式などで知識の定着を図ります。
行政法はわりと短期間で点数が伸びます。
「憲法」
大学のテキストを一通り読み、重要な判例と有名な学説は理解しておき
あとは、市販の問題集を繰り返すのがいいでしょう。過去問は参考程度です。
「一般知識」
足切り突破を第一目標に。情報通通信分野と文章理解で点数稼ぎます。
文章理解は、一般知識の「最初に」余裕を持って解くといいです。
最後に回さないこと。政治・経済・社会は大学入試の知識で半分は対応できます。
この際、バッサリ学習スケジュールから捨ててもいいです。
情報通信分野は、たとえば予備校の直前対策講座(スポット講座で安価なもの)
を利用するのも手です。
「記述」
択一知識の延長で対応できます。行政法は「行政訴訟法」か「行政手続法」から
出ることが多いです。民法は、なるべく事例が丁寧に載っている問題集を使うといいです。
「商法」「基礎法学」
時間をかけ過ぎないことですね。商法は5問中2点狙いでもいいです。
予備校の単発スポット講座がお勧めです。
学習期間ですが、法学部の学生さんなら1年が目安だと思います。