司法書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1

「司法書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1」のまとめです。

4司法書士と行政書士の有資格者です。
私も司法書士の勉強をしていて過去問を完璧にしているのになぜ合格できないんだ?
と何度思ったか。(ちなみに行政書士は一回で合格したものの司法書士は3回目で合格。)
特に司法書士の場合、ベテランになればなるほど、自分の勉強方法のどこが悪いのか、分からなくなりますます袋小路に入ってしまいます。
短期合格者の中には過去問をしっかりやって合格した人もおり、その人と何が違うのか、お悩みなのでしょう。
私見ではありますが、過去問のみの知識では基準点に達するのは難しい、というのが結論です。
私は+条文の素読をして合格できました。
もちろんこれが唯一のやり方ではありませんが、まず条文の素読は民法、会社法、民訴で絶大な力を発揮します、特に会社法は17年の改正により、過去問中心よりも条文中心の勉強でやったほうが伸びると思います。
また、私がゼミでお世話になった講師の方は合格のための勉強法として、過去問を、できない問題を徹底的に繰り返すこと(できる問題はとばす。)と解説を読むときに必ず条文をひくことを、口をすっぱくしていっておられました。
ですから、条文の素読が面倒であれば、こういうやり方でもいいと思います。
とにかくまずは過去問で聞かれた条文知識がしっかりと頭に入っているか、確認してください。六法全書にのってるような凡例まで細かく覚える必要はありません。
あくまで過去問で2回以上問われた条文知識をしっかりとしてください。
条文知識と過去問での知識が完璧であれば、基準点には少なくとも到達できるはずです。また、テキストは分からない部分を調べるために使うようにした方がいいです。通読はむしろロスが大きく、過去問と条文の知識の徹底を先にしてください。

4司法書士試験の中で主要4法と言われるのが民法・商法&会社法・不動産登記法・商業登記法です。この4科目で全得点の7割以上を占めます。まずはこの4法を徹底的に勉強してください。中でも民法が一番大事です。民法が理解できてないと他の科目の勉強をしても理解できないところが多々あります。まずは民法を勉強してください。オートマチックの民法は1~3まであるので、その順でやるのがいいと思います。

まずはテキストを読みながら六法を引くというやり方でいいと思います。テキストを3周ぐらいしたら過去問を解いてみてください。最初のうちは正答率が低くても全然気にする必要はありません。間違った個所について、テキストに戻って知識の再確認をしてください。とにかく地道に勉強することが、合格への一番の近道です。