柔道整復師資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1

「柔道整復師資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1」のまとめです。

私は柔道整復師です。
まず、出題傾向を調べましょう。そうすると何が多く出て何が試験に出ないかがわかると思います。
そして問題に絡むものを項目別に分けてみましょう。
例.コーレス骨折の場合(解剖学の手関節の構造、柔整学の整復・固定法など)
ばらばらに勉強するから頭に入らないのです。系統立てて勉強するとなんでそうなるのかとか理解できるようになります。

 

 

1年生なら骨折の分類などほとんど覚えることだけと思われます。それぞれの表題のみ書き出してそれを覚え、言葉の意味と絵のイメージを覚えるだけで十分だと思います。各傷病に合わせた固定法などを学ぶようになるとなぜその姿位になるのか解剖学的に理解しないと、すべて丸暗記ではきついものが出てきます。受傷起点で力学的、解剖学的にどのように作用してどこに損傷が起こるのか、固定法では例えば前腕ならなぜ回内か中間位か、回外かを理解することが必要です。そう考えるとベースになる解剖学をしっかりと学ぶ必要があることに気付きます。まあ、そうは言っても1年生から自主勉強では難しい面もあります。今は定期試験で問われることをひたすら覚えるだけでも良いと思いますよ。ちなみに国試の場合は第一回から過去問を逆引きして問題に関連する教科書記載の項目をひたすら探して線を引くという勉強をしました。線を引いているうちになんとなく覚えてしまうのですが、これは教科書を理解する力がついてからの方法なので、1年生にとって良い勉強とは言い難いかもしれません。とにかく骨と筋を中心とした解剖学をしっかりと押さえた上で理解に努めるべきです。

 

 

柔道整復師国家試験の勉強方法には人それぞれかもしれません。だけど私は先ずは教科書で勉強するのが大切だと断言します。

過去問問題集で勉強すると学内試験や模試の成績はそこそこ向上するかもしれません。それはそれらのテストが過去問をベースにしていたり、過去問の要点をテストで再度確認していたりするからです。

しかしそれは過去に出題された問題であり、国家試験で今後出題されるものではありません。また過去問で勉強すると回答を覚えてしまい、実質的に要点を理解しないまま過ぎてしまうことになりかねません。

そこで過去問を勉強する前に何度も教科書を熟読することをおすすめします。教科書を何度も読み返した後で過去問を解くのです。このやり方ではあくまで教科書の内容理解が目的であり、過去問はその確認のためにするだけとなります。

教科書で勉強するのはなかなかピンとこないかもしれません。過去問でやる方が簡単だし、やった感みたいなものも感じますからね。だけど教科書に敵う参考書なんてありません。そして教科書こそが国試合格には最も手堅いものなのです。

 

 

今年、柔道整復師の資格を取得した者です。
国試の傾向としてどれが出やすいかということですが、あえていうなら…全部でしょう。

確かに例えば上肢、下肢であるのなら上肢の方が出やすいということはあります。しかし回を追うごとの下肢の比率も上がってきております。ここで「どこに比重をおいて勉強するか?」と考えるより、過去にまだ出ていない問題の方が逆に出やすいと考え勉強する方が賢明ではないでしょうか。

また発生機序、好発年齢、症状、転位等、これらはひとつづつ覚えたり重点をおいて勉強するのではなく、全てをセットで理解する方がやはり賢明です。「骨折の時はこうなるが、脱臼の時は変わってくる」というように何故そうなるのかを理論的に解剖学的に理解した方が頭に入りやすいと思います。これは特に応用問題や症例問題のためにもそうすべきです。

国試の傾向としてよく「重箱の隅ををつつくような…」と形容されることが多いですが、個人的にはそのような新たな出題は比較的簡単なものだと思います。しかしこれは教科書さえきちんと読んでおけば簡単ということであり、傾向を分析して勉強をしている方にはかなり厳しい出題になっているかもしれません。

 

 

解剖学、生理学を勉強しておくのがいいかと。

解剖学と生理学は医療に携わるなら必須です。
もちろん、授業でもやりますが結構大変なので、筋肉と骨については先にやっておくと後が楽です。

ここはなんの骨とか、腕を曲げるときの使う筋肉など、ぼんやりとでも知ってると楽です。