「行政書士資格試験「通信講座・参考書・問題集」のコツ・ポイント 7」のまとめです。
オススメの判例集については、TAC出版の判例集です。
コンパクトにまとまっており、本当に判例の中身が理解できてるか、3択のミニ問題もついてるので、あきません。
他の判例集は、通常、ただ、ずらずらと文章が並んでるだけで、飽きてしまいます。それをミニ問題があるだけで防止になります。
あとは、図解。イメージしずらい判例などは、図解があるので読みやすく、また二色刷になっていて、重要フレーズに色がついてます。
そこを意識して読むだけで、多肢選択の穴埋め対策にもなりますし、記述のキーワード対策にもなります。
六法についてる判例というのは、要約しすぎて、本試験の長文問題で出題される多肢選択式対策としては、不十分です。
六法についてる判例は、あくまでも要約したものを確認する程度。
テキストで、判例がでてきたら、判例集を索引で引いて、読み込むことが大切です。
わたしは、これで一発合格しました。
判例集は、最低でも本試験までに5回程度は、読み込んでいなければ、使い物になりません。
現在の平成18年以降の新試験に移行してから、「判例に則して答えよ」という問題が、全体の4割出題されています。
よって、判例学習なしに、合格できません。
また、行政書士試験の合否を左右する記述問題においても、典型的な頻出判例の一部を空欄にして、45文字以内で書かせる問題も出題されるため、判例学習の重要性は極めて大きいといえます。
現在、各予備校では、直前講座が開講していますが、どこでも判例対策をする講座が、単体で設けられていることから、各予備校においても、判例学習の重要性は、共通認識かと存じます。
行政書士試験は、昔と比べて競争倍率が高くなり、問題も難しくなっていますね。
専門の学校へ通っている受験生も多いようです。
しかしながら、やる気さえあれば、独学や通信講座によっても合格できると思いますよ。
お勧めは、LEC東京リーガルマインドです。
私は以前以前ユーキャンを利用したことがありますが、
法律を初めてて学ばれるような感じでしたら、教材も取り組みやすい構成ですし、完全に独学で学ばれるよりはいいかと思います。
また、添削課題や質疑も可能だという点においても有効なツールかと思います。
しかしながら、わかり易い構成である反面、習得しなければならない重要点を要約しているといった、必要最低限の情報量でまとめられているような印象で、ここ最近の本試験における出題傾向を見る限り、漠然と指定教材をこなすだけではやや厳しいかもしれません。
本試験においては「簡単な問題」は滅多に出されませんし、 実際のところテキストや過去問題をインプットするだけでは合格点に乗せるのは困難かと思います。これはその他の通信講座や予備校へ通われても、同じことが言えるかと思います。
ちなみに、基本書と呼ばれるテキストや過去問題の取り扱いについては あくまでも基礎習得のためのツールとしてとどめておき、そこから発展させた学習を進めていった方がよろしいかと思います。
なお、私は学習方法を途中で切り替え、費用はユーキャンと異なりますが、予備校のLECにに通い始め、通信学習を併用しながら進めていきました。
個人的にはこちらの方が学習の密度はより濃くなったように感じました。
それと話は若干逸れますが、本試験前には大手予備校等の模擬試験をなるべく受けておかれた方がいいでしょう。
最近の本試験では長文化の傾向にあり、3時間60問の壁もくなりつつありますので、予行演習はやっておくことをおすすめします。