「行政書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 9」のまとめです。
●60代でも合格できるか?
平日が勉強時間140分で休日はフルに勉強されるということでしょうか?
とりあえず、年代はあまり関係ないと思いますよ。(高齢で合格される人もいる)
勉強時間としては、同じ勉強時間でも集中して勉強した1時間と片手間で勉強した1時間では意味合いが大きく違いますので何時間やったから合格するというものでは無いと思います。(数ヶ月で合格する人もいれば、何年も掛かる人もいる)
法律用語に苦手意識がないということですので、その点は利点になると思いますが、25年前の宅建合格はあまり意識されないほうがいいかと思います。
宅建と行政書士試験で内容でかぶっているのは民法ぐらいですし、民法も25年の間に法改正が何度かされています。
それから、行政書士試験では40字程度の記述がありますので、民法、行政法についてはまる覚えだけでなく、ある程度の理解が必要です。
以上から、試験勉強に取り組む姿勢や、個人の能力によっても違いますので一概には言えませんが、空いた時間をフルに勉強に集中してあてるなら可能性はある(60%ぐらい?)と思いますし、片手間に勉強されるなら難しい(20%ぐらい?)と思います。
(%については、はっきり言ってわかりません)
ものの質にも寄りますが、ひとまずは1つのものをきちっと仕上げることが大事だと思います。内容の8割方は重要論点で重複しているので、変える必要がないからです。で、試験前の2~3ヶ月くらいになれば、基礎的な内容が仕上がっているはずなので、別の問題集でマイナー論点を拾ったり、予想問題集で本番対策に向けていくことができると思います。
当方行政書士試験合格者です。
ペース配分は、大きく分けてテキスト、過去問、模擬試験の3つにわけてやった方が効率的かと思います。科目ごとにやると、計画するのは良いのですが、それをやらなきゃやらなきゃとなって追い込まれますし、計画倒れになる可能性があります。
初めにテキストを1からやって徹底的にインプットしてください。法学部卒とありますので、それほど苦にならないと思います。次に過去問を徹底的に解いてください。1つの問題集で最低3周はやれればと思います。もちろんわからないところ、疑問に思ったところはテキストに立ち戻って調べたり、六法や判例集を調べてください。最後に、模擬試験をやれば完璧だと思います。これもやりっぱなしにはせず、内容を覚えるくらいやり込んでください。
勉強時間としては、平日2時間、休日4~5時間位が適当かと思います。4月から仕事が始まって大変でしょうが、がんばればできるはずです。私も仕事をしながら独学で合格しました。