「社会保険労務士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 1」のまとめです。
昨年3回目の受験で合格したものです。
社会保険労務士の場合は、少し特殊で過去問だけでは対応できない部分が多いです。
6割程度は過去問で対応できますがそのほかは無理です。
無理な理由としては、法改正が多い(雇用保険・健康保険)ために過去問とは全く違う傾向の問題が出ると言うこと。
それと午前中の選択式は見たこともない問題が出るので想像力を働かせ推測する力がないといけないことです。
私は過去2回合格点はとれていましたが選択式の足きりで涙しました。
個人的な感想ですが、合格点は1年勉強すれば大丈夫です。
反対に3回以上受けると法改正で悩まされるというか、覚えたものが全く変わってしまい混乱してしまいます。
それと合格率は調整しています。
だいたい8パーセント前後になるようにしています。
よって選択式の場合は、点数の高い人が多く間違えている問題を(常識的に救済しないとおかしい)問題を救済しなくて
簡単な問題(勉強をしていない方が悪い)ような問題を救済したりします。
これは救済したら数が増えすぎるのでやめるという何とも
やるせない制度です。実際ここが社労士試験のいやなところと言うか回数のかかる部分かと思われます。
最後に3回受けて思ったのは、社労士試験も制度が変わるらしく試験の中で新しいものを試行錯誤している感じは否めません。
要するに過去問のようなオーソドックスな問題は少なくなりつつあります。
大変だとは思いますが少し幅広い視野で勉強してください。
ポジティブに勉強すれば成果が出るわけではありません。
世の中ポジティブ思考が良いと言われていますが、前向きに頑張る姿が評価されるのは学生までです。
社会に出てからは結果で評価されます。
模試で成果が悪ければ、なぜ点が取れなかったのかを分析し、苦手科目を重点的に勉強しなおす等の方向転換が必要です。
分析と方向転換が出来てれば、仮に不合格でも努力は水の泡にはなりません。
やってきた勉強法が悪かったから次からは違う方法で行こうとか、この方面に才能はないから違う方面に進もうとか、何かしら得るものはあると思います。
最悪なのは、気合やポジティブで乗り切ると決めて、同じ間違いを何度も繰り返すことです。