中小企業診断士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 4

「中小企業診断士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 4」のまとめです。

42009年に合格して昨年登録した企業内診断士(40歳代)です。

一般的に診断士受験は1,000~1,500時間の勉強が必要だと言われてるのはご存じかと思います。
実際私は、2008年10月から某予備校に通い、1年1,300時間(1次1,000時間・2次300時間)をかけました。

勤め人であればせいぜい1ヶ月100時間の勉強時間確保がやっとだと思います。
今から1,000時間以上の勉強時間を確保するのは困難ですが、かといって合格が不可能なわけではありません。

という理由は2つあります。

①今までのキャリアが試験に活かせる可能性があるから。
②本格的な勝負はゴールデンウィーク後の過ごし方にかかっているから。

①は質問者様のキャリア次第です。
社会経験、仕事での知識、過去に出席したセミナーや読んだ本から試験に活かせることが多いため、今からでもゼロスタートではありません。
特に2次試験は独特です。いくら勉強してもなかなか結果が出ない方もいますし、勉強しないでも合格してしまう方もいます。

②は勉強方法次第です。
昨秋から予備校に通っていても、今まではインプット中心なので実際に試験問題を解けるかというと別問題です。初夏には全国公開模試がありますが、自分は合格点420点に対し、330点しか取れませんでした。
公開模試の後やったことは「アウトプット力の強化」です。
それまでは、「テキストを読む→問題を解く」でしたが、「問題を解く→採点後、テキストを確認する」に変更しました。
これによって、『実際に問題を解く力』を身につけることができたと思っています。

それと勉強方法ですが、これも2つ。

①とにかく財務会計を!
例年難化傾向にあるようです。財務会計は1次・2次通して最重要ファクターですので、全勉強時間の3~4割をかけて得意科目にしましょう。合格後も役立つ知識です。

②とにかく過去問を領域別に繰り返し解答!
極端な話、過去問を全問解けるようになるまで繰り返し解くことです。それも「年度別」ではなくて「領域別」に。例えば財務会計の「CVP分析」であれば、過去問5年分の「CVP分析」関連の問題だけ続けて解くことをおすすめします。
(某予備校の過去問の巻末に掲載されてますよ。)

偉そうなことを言える身分ではありませんが、一応合格した者からの経験談だと思ってください。

 

4現役の診断士です。
私が受験したときは、4月頃に勉強を始めて1次・2次ともに合格しました。
短期間で合格するには、勉強方法などかなり工夫しないと難しいと思います。
勉強方法について書かれている本が色々と出ていますので、研究されては如何でしょうか?
本代なんて、合格することを考えれば安い投資です。

以下、診断士の勉強法についての本をアマゾンで売れている順にピックアップしてみました。
勉強方法には、合う、合わないもあるので、全部読まれた上で、一番自分に合った方法を選ばれたらいいと思います。

過去問で効率的に突破する! 「中小企業診断士試験」勉強法(2010年)
働きながら1年で!中小企業診断士最短合格の時間術・勉強術(2006年)
中小企業診断士 一発合格!虎の巻(2009年)
めざせ!一発合格中小企業診断士180時間勉強法(2009年)