行政書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 19

「行政書士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 19」のまとめです。

4当方平成20年度の行政書士試験に完全に独学で合格しました。

基本的には基本書をひととおり目を通した後で過去問の反復演習になると思います。過去問は最低3回は回して、どうしてそうなるかまで理論ずくで覚えていってください。この繰り返しだと思います。わからないところはそのままにせず、わかる人に聞くなり、基本書に戻るなりしてわかるようにしてください。

 

4行政書士試験は、判例も出題されますが、概ね各受験予備校(LEC・TAC・大原等)模擬試験の模擬試験で出題された内容を熟知していれば本試験合格レベルの判例内容は対応できます。私も行政書士受験六法で学習し合格しました。試験合格後実務上でも条文を見慣れているため六法を使用した学習は効果的だと思います。実際に過去出題された判例しか掲載されていないため判例数が少なく感じますが、逆にそれ以上の判例が掲載されているものを理解できるのでしょうか?満点合格を目指しているのであれば話は変わってきますが、試験2か月前であり、今から新しい知識を習得しようとするのは試験合格とは違う方向に向かっていくように思います。私は9月からは繰り返し模擬試験。大手3社のものを取り集め12回分の問題を繰り返し学習しました。模擬試験の中に六法に掲載されていない判例も出題されます。その内容をしっかり習得することが重要です。そして、模擬試験は下記のように繰り返し学習するのが効果的です。
3回解いてください。
1回目…普通に解く
2回目・・・逆から問題眺めて解く(最初1.2.3…と解いたら、2回目は5.4.3…と逆から選択肢を眺めて解く)
3回目・・・問題文を見ずに解く(「正しいもの」「誤っているもの」の記載のある問題文を見ないで、正誤の異なるものを選択する・・・個数問題は別ですが)
10回分以上の模擬試験をここまで、学習して90%以上の精度を保てれば本試験は合格します。あとは記述式対策として民法・行政法などは問題文でキーワードになる論点を確実に抑えておく必要があります。1回模擬試験3時間×3回×10回分でも90時間を要します。その他、間違えた論点を復習とかして、今から判例の知識を積み上げていくことができますか???
6割の基準点が設定されていますが、正答率40%以上の問題を正解すれば確実に合格する試験。無理にいろいろ手を広げる必要はありませんよ。

 

4>行政書士の勉強に、六法を読み込むのは効果的ですか。
行政法に関しては、効果的でした。行政法は条文が比較的少なくて、試験内容も基礎的なことですので読み込むことにより解答が分かることもあります。実際に記述式には過去にも行政法の条文自体が出ていた気がします・・。
憲法・民法に関して言えば、条文を読み込んでも解答に導くには難しいでしょう。
特に憲法はものすごく難しくなっている気がします。

参考までにしてくださいね。

当方は23年度合格者です。