一級建築士資格試験「勉強方法」のコツ・ポイント 2

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1級建築士合格者です。
資格試験の一般的勉強方法は、過去問の復習です。
簡単な目安を言えば、過去10年の過去問を解いて、90%以上の正答率にならなければ合格は難しいと思います。
初学であるなら、まずは1科目ずつでしょう。

構造から入るとして、最初はすぐに正答なんて出来ません。少なくとも私はそうでした。
テキストで基礎を確認して、問題集を解く。分からない箇所をまたテキストで復習の繰り返しです。100%理解出来なくてもよいので、一通り過去問に目を通して下さい。それから次の科目です。
5科目一巡したら、また構造から復習です。1回目より2回目の方が少し理解度が深まって、正答率もあがるはず。それでも2回目なら30%くらいでしょうか?
二巡三巡と繰り返し、正答率90%以上が目標です。

何時間勉強すればいいですか?という質問がありますが、三巡で90%取れる人もいれば四巡しても70%の人もいるでしょう。本人の努力と集中力次第です。

もう一つのアドバイスとして、「法規」。
簡単に言えば、問題条文の間違い探しです。法令集持ち込みOKです。
法規については、必ず法令集の中に答えがあります。満点取れないのは、練習不足で正答を時間内に探せないからです。法規は、努力次第で必ず満点が取れます。その他の科目ではほぼ不可能です。
合格への必要条件として、法規で満点!間違っても1問と思って勉強して下さい。

言うまでもなく、合格率10%程度(受験者の90%が不合格です!!)の難関試験。相当な努力をしないと合格出来ません。皆、建築関係の業務に就いており勉強時間が取れないのは同じです。

 

 

どの科目もそうだと思いますが、形式的にやる(丸覚えなど)よりは、「どうしてこうなるのか」「どうしてこうならないのか」というように、答えの根拠を追求していくような勉強がいいと思います。ある程度理屈も大事です。そういう勉強をしないと過去問以外の問題に対応しにくいと思います。法規の場合、もちろん丸覚えはないですが、線引きの仕方や付箋の付け方を教科書通りにやる人がよくいます。私はオリジナルのやり方で法令集を作るべきだと思います。試験会場で指摘される程のマーカーはダメですが、自分にしかわからないぐらいの法令集を作り上げてください。とにかく法規の本が痛んでボロボロになるくらい引きまくって、愛着が持てる本にしてください。そうすれば自信にもなります。

 

 

私は法規が大好きで一級建築士です。
法規は慣れです。
ただひたすら反復して問題を解く。
そうすれば必ず満点を取れるようになります。
最初は取っつきにくいですが、そのうち法文が頭の中に残ってきますよ。
だんだんと面白くなってきたら、建築基準法や消防法、建築士法、建設業法、都市計画法だけではなく、民法、商法、刑法と勉強してみましょう。

 

 

過去問を解きながら、法令集を調べる。該当箇所を
蛍光ペンでマークする。

単純にこれを繰り返します。
何度もやってれば、避難に関する法律は、○○条で
施工令なら○○条だったな。と、記憶に残るはずです。

法規の問題の答えは、持ち込み可の法令集の中に
必ずあります。満点とれるまで繰り返すことが、合格の
条件です。