司法試験「通信講座・参考書・問題集」のコツ・ポイント 1

「司法試験「通信講座・参考書・問題集」のコツ・ポイント 1」のまとめです。

4私は、予備試験にチャレンジした経験はなく、ただ司法試験に合格しただけなので、あまり有効なアドバイスができるとは思えないのですが、一応。

基本的に予備校には通わずに、独学で司法試験を受験しました。
勉強は、いわゆる学者の基本書と判例百選がベースで、そこに、学者が作成した定評のある演習本を使って問題演習を加えることで、問題を検討する力を伸ばしていました。

例えば、民法であれば山本敬三先生の民法Ⅰ(総則)、Ⅲ(契約法)、中田裕康先生の債権総論、などをボロボロになるまで読み込み、愛読書にしていました。

演習書としては、司法試験受験生が使っているようなものは、大学1年生には荷が勝っていると思いますので、とりあえず、ロープラクティスシリーズに手を出してみてはどうでしょうか?
ロースクール未修者を想定して学者が作成した問題集で、しっかりした内容だと思います。

あと、勉強時間についてですが、私は法科大学院時代、講義も含めて一日9時間を目標としていました。これ以上だと身体がもたなかったため、限界のラインだったと思います。参考までに。

また、司法試験合格までに、私が何度も何度も読み込んだ基本書はおそらく50冊前後だと思います。
参考までに覚えている範囲で使用していた教材を記載します。

民法は入門書として内田民法Ⅰ~Ⅳ。その後、司法試験受験にあたって、内田民法が頼りなかったので、民法総則と契約法を山本敬三に、債権総論を中田裕康に、物権法を佐久間に、担保物権法を道垣内にしています。
民事訴訟法は、入門書として藤田広美の、講義民事訴訟を。その後、中野貞一郎の民事訴訟法講義を基本書に加えました。演習は、藤田広美の解析民事訴訟法を使って、旧司法試験の過去問を解いていました。
会社法は、リーガルクエスト会社法を基本書に、演習書は事例で考える会社法を。
憲法は芦辺憲法でいいと思います。演習書は、憲法の急所。参考書として、憲法上の権利の作法。
行政法は、櫻井・橋本の行政法を。演習書は、事例演習行政法を。
刑法は、ハイブリット刑法総論・各論を。演習書は、刑法事例演習教材を。
刑事訴訟法は、上口の刑事訴訟法を。演習書は、古江の事例演習刑事訴訟法を。

以上です。

2013

 

4▼勉強法に関して
「司法試験機械的合格法」や「できる人の資格試験法」、「P&C司法試験合格術」・・・などを読んでください(宣伝ではなく本当に参考になるからです)

▼入門書
早稲田経営出版から出ている、「面白いほど理解できる~シリーズ」が入門としてはかなりお勧めです。うす~い入門書は色々ありますが一番図表が豊富ですし、執筆が一番最近です(他には伊藤真の入門シリーズ、柴田孝之のS式入門生講義シリーズなどもあります)。あと、比較的安いです。
↑相当噛み砕いた入門書ですが、前提知識ゼロの方がこれを六法プラス行政法で7冊読むだけでも相当苦労します。まずは憲法・民法・刑法(上三法)だけしっかり潰してみてはいかがでしょう。
この段階だけでも相当力がつきます。 そしてこれらの入門書を消化する前に飽きる人も多数います。

本は一気に買うのではなく、一冊読んだから買うようにしましょう。新鮮味が維持されます。また、法律は改正が多く書籍の改訂も多いです。その度に書籍を買いなおすことになります。

これらを読んだら学者の基本書よりも「C-BOOK」か「シケタイ」※のような、いわゆる「予備校本」がお勧めです。刑法は伊藤塾の呉先生が出している書籍もお勧めです。

ちなみにシケタイよりC-BOOKのほうが安いです(紙質はペラペラですが・・・)。

※①ただ、シケタイもC-BOOKも結構なボリュームです。(まあ学者の基本書なんて試験に関係ない記述ばかりですから、予備校本は試験に無駄な記述がないだけまだマシです。)

※②ただし学者の基本書にも優れているものがあります。
行政法に関しては桜井・橋本の行政法がお勧めです。またリーガルクエスト会社法は非常に評判が良いです。

▼論文対策への橋渡し

はじめての論文問題集に関しては柴田孝之先生が出している「論文基礎力養成講座」がお勧めです。論証集と問題集がセットになっていて、これさえつぶせばかなり実力がつきます。はじめは答案を「読書」します。

これを完璧にすれば中央、早稲田あたりの既修者試験でも太刀打ちできるでしょう。

以上を終えたら、旧司法試験の過去問や予備試験の論文過去問をやりましょう。はじめは答案を「読書」します。

▼上級者向け
「新」司法試験の問題も余裕があればやりましょう。
その際、法務省が出している司法試験の採点実感、ヒアリング、出題趣旨もかなり重要です。

択一過去問は、シケタイやC-BOOKを読みながら該当分野を解くというスタイルでもいいと思います。
また、択一は誰も解けないような細かい選択肢に時間を割くより、論文の勉強をしましょう。論文に必要な知識だけで択一で6割~7割は得点できます。

2013

 

4辰巳の「完全整理択一六法」がいいですよ。
択一六法の利点は、司法試験の過去問に出たことが条文の近くに書いてあることですね。
特に民法は必須です。

自分は、民法と憲法、行政法しか択一六法は使ってません。

他の科目は、条文と判例がわかれば十分なので(刑法は論理的思考が必要ですが、これは択一六法からではなく基本書から得るもの)、判例六法を科目ごとに切り取って、知らないことを書き込んだりしながら使ってました。

2012